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猫を初めて飼う準備!最低限必要なものリスト【初心者向け】
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「急に猫を保護した」「知人から譲り受けることになった」など、突然猫を迎えることになり、嬉しさと同時に「何から準備すればいいの?」と戸惑っていませんか?ペットショップには多くのグッズが並んでいますが、最初から全て揃える必要はありません。この記事では、猫を迎える際に最低限必要なものをリストアップしました。必要な準備が明確になるので、安心して新しい家族を迎えられます。さっそく、必要なものを一緒に確認していきましょう。



まずはこれだけ!猫を迎えるための最低限グッズ7選

まずはこれだけ!猫を迎えるための最低限グッズ7選

猫と暮らすためのグッズは、実はたくさんあります。 でも、焦ってすべてを買い揃える必要はありません。

まずは猫の健康と安全に関わるものから揃えましょう。 ここでは本当に必要な7つのアイテムを紹介します。

①トイレ・猫砂

①トイレ・猫砂

猫はとてもきれい好きな動物です。 決まった場所で排泄する習性があります。

そのため、快適なトイレは健康管理の基本です。 猫のストレスを減らすためにも欠かせません。

まずは「トイレ本体(トレー)」と「猫砂」をセットで用意しましょう。 もし可能なら、以前と同じタイプを選ぶのがおすすめです。 新しい環境でも、猫が安心して使いやすくなります。

②キャットフード・食器

②キャットフード・食器

毎日の食事は、猫の体をつくる大切な基本です。 健康に過ごすために欠かせないものになります。

キャットフード」と「食器」を準備しましょう。 食器はフード用と、お水用の2つが必要です。

フードは猫の年齢に合ったものを選んでください。 子猫用、成猫用など種類が分かれています。 「総合栄養食」と書かれたものが安心です。

猫によっては、フードの好みが分かれることもあります。 最初は食べきれる量の小袋パックで試すのも良いでしょう。

③キャリーケース(キャリーバッグ)

③キャリーケース(キャリーバッグ)

猫を家に連れて帰る時に、まず必要になります。 お家に来た後も、出番は意外と多いアイテムです。

例えば、動物病院へ連れて行く時に使います。 急なケガや体調不良の時に、慌てずに済みます。 災害など、いざという時の避難にも必須です。

猫の安全を守るために、必ず一つは用意しましょう。 上からも扉が開くタイプだと出し入れがしやすく、 動物病院での診察もスムーズになるので便利ですよ。

④爪とぎ

④爪とぎ

猫にとって、爪とぎはとても大切な習性です。 爪をといで、お手入れやストレス解消をしています。 さらには自分の匂いをつけ、縄張りを主張したりもしています。

もし専用の爪とぎがないと、どうなるでしょうか。 きっと家具や壁、柱などがボロボロになってしまいます。

家の大切なものを守るためにも、必ず設置しましょう。 素材や形は色々ですが、まずは段ボール製で十分です。 安価なものも多いので、気軽に試すことができますよ。

⑤安心して休める寝床

⑤安心して休める寝床

新しいお家は、猫にとって大きなストレスです。 そのため、安心して休める場所を用意してあげましょう。 そこが自分だけの縄張りになり、心の拠り所になります。

立派な専用ベッドを、急いで買う必要はありません。 タオルや毛布を敷いた段ボール箱でも大丈夫です。 猫は少し狭くて、囲まれた場所を好む習性があります。

お部屋の隅など、静かな場所に置いてあげてください。

⑥おもちゃ

⑥おもちゃ

おもちゃは、室内で暮らす猫の運動不足を防ぎます。 飼い主とのコミュニケーションを深めるのにも最適です。

猫が持つ狩猟本能を、遊びで満たしてあげましょう。 それが良いストレス発散になるのです。

まずは定番の「猫じゃらし」が一つあれば十分でしょう。 一緒に遊んであげれば、はやく仲良くなれるかも!

ただし、おもちゃの誤飲には注意してください。 猫が噛みちぎってしまいそうな飾りは避けるのが安全です。

⑦ケア用品(ブラシ・爪切り)

⑦ケア用品(ブラシ・爪切り)

猫の健康を保つために、ケア用品も準備しましょう。 特にブラッシングは、抜け毛を取り除くのに役立ちます。 毛づくろいで飲み込んだ毛がお腹で固まる 毛球症(もうきゅうしょう)の予防にもなります。

皮膚の健康チェックや、スキンシップにも最適です。 爪切りは、猫と人のケガを防ぐために必要です。 伸びた爪は、物に引っかかり折れてしまうことも。 飼い主さんがひっかかれるリスクも減らせます。

ケアを嫌がる子もいますが、少しずつ慣れてもらいましょう。 まずは「ブラシ」と「猫用の爪切り」からで大丈夫です。


失敗しない!猫の飼育グッズ選び方のポイント

失敗しない!猫の飼育グッズ選び方のポイント

猫を飼うためのグッズは、種類がとても豊富です。 そのため「うちの子には、どれがいいの?」と迷いがち。 実は、猫によって快適なグッズは少しずつ違います。

ここでは後悔しないグッズ選びのポイントを解説します。 愛猫にぴったりのものを、一緒に探していきましょう。

①【トイレ】猫が気に入るものが一番!種類と特徴

①【トイレ】猫が気に入るものが一番!種類と特徴

猫のトイレ選びで、一番大切なことは何でしょうか。 それは、猫自身がリラックスして使えることです。 猫が嫌がるトイレは、粗相の原因にもなってしまいます。

トイレ本体は、大きく分けて2種類に分かれます。 お手入れが簡単な「システムトイレ」。 そして、シンプルな「ノーマルタイプ(オープンタイプ)」です。

システムトイレは、消臭効果が高くお手入れも楽です。 専用シートを使えば、掃除は数日に一度で済みます。

一方のノーマルタイプは、構造がシンプルで安価です。 自然の砂に近い感触を、多くの猫が好む傾向にあります。

どちらが良いか迷ったら、まずはノーマルタイプがおすすめです。 猫の様子を見ながら、最適なものを見つけてあげましょう。

②【フード】年齢と健康に合わせたキャットフードの選び方

②【フード】年齢と健康に合わせたキャットフードの選び方

キャットフードは、猫の健康を支える大切な土台です。 選ぶ時の基本は、年齢に合わせる「ライフステージ」。

まず、主食には「総合栄養食」と書かれたものを選びます。 これとお水だけで、必要な栄養をバランス良く摂れます。

次に、猫の年齢に合った段階のものを選びましょう。 「子猫用」「成猫用」「シニア用」などに分かれています。 パッケージをよく見て、確認することが大切です。

フードの形状は、ドライとウェットの2種類が主流です。 ドライフードは保存が利き、毎日の主食に向いています。 ウェットフードは食いつきが良く、水分補給にもなります。

③【食器】素材や形で食べやすさが変わる

②【フード】年齢と健康に合わせたキャットフードの選び方

毎日使う食器も、猫にとっては大切なアイテムです。 実は素材や形で、食べやすさが大きく変わってきます。

素材で一番おすすめなのは、衛生的な「陶器製」です。 適度な重さで安定し、汚れも落としやすいためです。 プラスチック製は傷に菌が繁殖しやすいので、注意しましょう。

形は、少し広くて浅いものを選んであげてください。 食事の時に、大切なヒゲがフチに当たるのを防ぎます。

また、少し高さのある食器も、吐き戻し軽減に有効です。 首を大きく下げずに済むので、楽な姿勢で食べられます。 愛猫のために、最適な食器を選んであげたいですね。

④【キャリーケース】通院や災害時に必須!選ぶ基準は?

④【キャリーケース】通院や災害時に必須!選ぶ基準は?

キャリーケースは、愛猫の命を守る大切な道具です。 通院や災害時の避難など、いざという時に役立ちます。

素材は大きく分けて、ハードとソフトの2種類です。 ハードタイプはプラスチック製で、丈夫でお手入れも簡単。 ソフトタイプは布製で軽く、収納しやすいのが利点です。 車移動が主ならハード、電車ならソフトが便利でしょう。

選ぶ上で重要なのは、猫が中で楽に方向転換できる広さです。 また、上からも扉が開くタイプは出し入れがしやすく重宝します。 扉のロックが頑丈か、作りがしっかりしているかも確認しましょう。 愛猫の安全のために、妥協せずに選びたいですね。


猫を迎える前にチェック!部屋の環境準備と注意点

猫を迎える前にチェック!部屋の環境準備と注意点

必要なグッズを揃えたら、次はお部屋の環境準備です。 好奇心いっぱいの猫にとって、家の中は興味深いものだらけ。 しかし、そこには思わぬ危険が潜んでいることもあります。

愛猫を不慮の事故から守ってあげるのも、飼い主の役目です。 ここでは猫が安心して暮らせる部屋作りのコツを解説します。 お家の中を一緒にチェックしていきましょう。

①危険なものはない?室内の安全対策

①危険なものはない?室内の安全対策

猫は気になるものを、何でも口に入れて確かめがちです。 まずは床に落ちている輪ゴムや紐などを片付けましょう。 これらは誤飲すると、命に関わる危険なものになります。

特に注意したいのが、電気コードやコンセントです。 かじると感電の恐れがあるため、カバーで保護しましょう。

人の食べ物や薬も、猫の手が届かない場所へ。 ネギ類やチョコ、人の薬は猫にとって大変危険です。

また、観葉植物にも毒性を持つものがあります。 ユリ科の植物などは、特に注意が必要だと覚えておきましょう。
猫を迎える前に、一度部屋の中を隅々まで点検したいですね。

②ここから逃げるかも?脱走防止対策

②ここから逃げるかも?脱走防止対策

室内での安全対策と同じくらい、脱走防止も大切です。 外の世界は交通事故や感染症など、危険でいっぱいです。 一度脱走すると、無事に戻れる保証はどこにもありません。

最も脱走が起きやすいのは、人の出入りが多い玄関です。 ドアの開閉は素早く行い、猫が近くにいないか確認しましょう。 市販のペットゲート(侵入防止柵)を置くのも有効です。

窓や網戸も、油断のできない脱走経路になります。 器用な猫は自分で網戸を開けてしまうことも。 網戸ストッパーなどを活用し、事故を未然に防ぎましょう。

「うちの子は大丈夫」という油断は禁物です。 万が一の事態を防ぐため、しっかり対策しておきたいですね。

④猫が安心できる「隠れ場所」の用意

④猫が安心できる「隠れ場所」の用意

物理的な安全対策とあわせて、心のケアも大切にしましょう。 新しい環境に慣れるまで、猫には隠れ場所が欠かせません。 そこは誰にも邪魔されない、安心できるシェルターになります。

猫は、少し薄暗くて狭い場所を好む習性があります。 部屋全体を見渡せる、少し高い場所も大好きです。

家にある段ボール箱に、出入り口を作ってみましょう。 それだけでも、猫にとっては立派な隠れ家になります。 棚の上に猫用の毛布を一枚敷いてあげるのも良いですね。

猫が隠れている時は、無理に構うのはやめましょう。 自分から出てくるのを、静かに見守ってあげてください。


最初にいくらかかる?猫を飼うための初期費用

最初にいくらかかる?猫を飼うための初期費用

猫を迎える準備で、やはり気になるのがお金のこと。 最初に一体、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

猫を飼うための初期費用は、大きく2つに分かれます。 一つは、これまで紹介してきたような「飼育グッズ代」。 もう一つは、猫そのものを「迎えるための費用」です。

ここでは、それぞれの費用の目安について解説します。 事前に知っておけば、安心して計画が立てられますよ。

①グッズ購入にかかる費用の目安

①グッズ購入にかかる費用の目安

まず、ご紹介した最低限の飼育グッズを揃える費用です。 合計でおよそ15,000円から30,000円ほど見ておくと安心でしょう。

主な内訳は、以下のようになっています。

  • トイレ・猫砂など :2,000円 ~
  • フード・食器など :2,000円 ~
  • キャリーケース  :3,000円 ~
  • 爪とぎ・ケア用品等:3,000円 ~

(※あくまで目安の金額です)

もちろん、選ぶ商品のグレードによって価格は変動します。 寝床を段ボールで代用するなど、工夫次第で節約も可能です。 最初から、全てを高級品で揃える必要はありませんよ。

②【状況別】猫を迎えた時にかかる費用

②【状況別】猫を迎えた時にかかる費用

猫との出会い方によって、かかる費用も変わってきます。 ここでは、大きく分けて2つのケースを見ていきましょう。

まず、知人から譲り受けたり、ご自身で保護した場合です。 このケースでは、生体代金はかからないことがほとんど。 ただし、動物病院での健康チェックは必ず行いましょう。 診察やワクチン代で、1万円から3万円ほど見ておくと安心です。

次に、保護猫団体から迎えた場合は「譲渡費用」が必要です。 これはワクチン代や不妊去勢手術代など、医療費の一部をまかなうもの。 費用の目安は、2万円から5万円ほどです。(→猫との生活、月々の費用はどれくらい?)

参考として、ペットショップ等では生体価格がかかります。 この場合、費用は数万円から数十万円と大きく異なります。

準備が整ったら、次はお迎えした後の手続きも確認しておきましょう。(→猫を飼ったら必要な手続きまとめ)


まとめ:リストを手に、焦らず安心して猫を迎えよう

猫を迎えるための準備、本当にお疲れ様でした。 突然のことで、最初はとても慌てたと思います。 でも、もう何から始めれば良いか分かりましたね。

大切なポイントを、最後にもう一度おさらいします。

  • まずは最低限のグッズ7つを揃えること
  • 猫の安全のために、お部屋の環境を整えること
  • 初期費用の目安を、事前に把握しておくこと

完璧な準備よりも、まずは猫が安心して過ごせる環境が第一です。 本当に大切なのは、これから家族になる猫を想う気持ち。

この記事のリストを手に、焦らず一つずつ準備を進めてください。 あなたの新しい猫との生活が、素晴らしいものになりますように。


【FAQ】猫を飼う準備に関するよくある質問

【FAQ】猫を飼う準備に関するよくある質問

最後に、猫を飼う準備でよくある質問をまとめました。 準備を進める中で出てくる、細かな疑問はありませんか?

ここで不安な点を解消し、スッキリした気持ちで猫を迎えましょう。 Q&A形式で、分かりやすくお答えしていきますね。

Q. 動物病院はいつまでに探せばいい?

Q. 動物病院はいつまでに探せばいい?

A. 猫を家に迎える前か、迎えたらすぐに探しておきましょう。

いざという時に慌てないための、とても大切な準備です。 猫は体調不良を隠すのが、とても上手な動物。 夜間や休日に、容体が急変することも考えられます。

事前に場所や診療時間、休診日などを調べておきましょう。 そうすれば、もしもの時にも冷静に対応できます。 家から通いやすく、信頼できそうな病院が理想ですね。 インターネットの口コミなどを参考にするのも良いでしょう。

Q. 迎え入れる猫が成猫の場合、準備は変わる?

Q. 迎え入れる猫が成猫の場合、準備は変わる?

A. 基本的なグッズは同じですが、いくつか注意点があります。

まず、トイレやキャリーケース、食器などのサイズです。 成猫の体の大きさに合わせて、窮屈でないものを選びましょう。

フードは、もちろん「成猫用(アダルト)」を与えてください。 これまでの食生活が分かるなら、それに合わせると猫も安心です。

また、成猫は環境の変化に、より敏感な傾向があります。 慣れるまでは焦らず、そっと見守る姿勢が大切です。 安心して隠れられる場所を、必ず用意してあげてくださいね。

Q. 費用を安く抑える方法は?

Q. 費用を安く抑える方法は?

A. はい、いくつかの工夫で費用を抑えることが可能です。

例えば、寝床は段ボール箱と清潔なタオルで代用するのも良い方法です。 おもちゃも、安全に配慮すれば手作りでも喜んでくれるでしょう。

洗いやすいトイレなどは、中古品を活用するのも一つの手。 ただし、その際は必ずきれいに洗浄・消毒してくださいね。

フードや猫砂は、まず少量パックから試してみましょう。 猫の好みに合わない場合、無駄な出費を避けられます。


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norihiko.ookoba@outlook.jp

WEBライターの尾古葉典彦です。 子供の頃からの夢だった物書きの仕事 頂けて幸せです!

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